リエゾンオフィサーの意味 登山用語

リエゾンオフィサー

リエゾンオフィサー(Liaison Officer)とは、連絡将校または連絡官という意味である。このリエゾンオフィサーと呼ばれる人は、いろいろな場面において、イベントのスケジュール調整、通訳、配車、運転手、あらゆるトラブル解消のためにいろいろな世話をする。

ヒマラヤ登山におけるネパール政府代理人としてのリエゾンオフィサーがある。1970年代に制定されたもので現在は形骸化していると言われるが、ひとつの登山隊につき1人のリエゾンオフィサーが配置され、ベースキャンプのどこかに滞在しているという。ヒマラヤのリエゾンオフィサーはいわば監視役であり、登山隊は1日の活動を報告しなくてはならないとされている。

ただ質のばらつきに問題があり、未経験者が配置されたときは高山病で発狂し、登山隊が活動できずに困ったときく。また装備も要求してくるものもいることから、登山隊にとっては、リエゾンオフィサーはいなくてもいい厄介な存在であるといえる。