インナフレームザックの意味 登山用語

インナフレームザック

インナーフレームザックとは、ザックの形状を保つためにフレームがついており、ザックの中に内蔵されているタイプのことをいう。このフレームはただ単に形を保つだけではなく、ザックに荷物を入れた時の重量配分を考慮して設計されている。ザックの重量が重くなるほど腰(骨盤)で重量を支えるようになるので、腰を支えるためのウエストベルトが必須になり、強度を保つためにフレームが取り付けられる。

以前はこのフレームが露出しているザックが主流であったが、現在は歩きやすさなどから、フレームはザックに内蔵されているタイプが主流である。登山においては、重量があるザックを長時間背負っても疲れにくいよう、絶えず改善が繰り返されてきており、フレームが内蔵されるようになったのもその流れからきている。このフレーム部分が体に当たる場合は、ザック自体がフィットしていないので、フィットするザックを探す。仮に、このフレームを抜いてしまうと、肩・背中・腰部分に重み(負荷)がかかってしまい、疲労しやすくなるのである。