ロボット雨量計の意味 登山用語

ロボット雨量計

ロボット雨量計とは、降雨量を測る計測器のことである。測定方法は、降った雨水は、雨量計の上部に取り付けられている漏斗型の受水器に入り、雨量計内に入ったその量を測ることで、降水量を求めるものである。この計測データは気象庁などに自動送信される。気象庁ではこの情報をもとに、気象予報・気象警報を作成するのである。

雨量計には、「貯水型雨量計」と「転倒ます型雨量計」の2種類があり、公的な気象観測には気象業務法などの法令により、検定に合格した計測器を用いることになっている。雨量計の設置場所は幅広く詳細なデータを取得する必要から、さまざま場所に設置されている。雨量計は水平に設置する。雨量計の回りには樹木や標識などの障害物がないようにする。地面からの跳ね水が雨量計に入らないよう周囲には芝生などを敷く。寒冷地での計測は、雨量計は地面から離して設置し、かつ、雨や雪が凍らないよう、温水式及び溢水(いっすい)式の雨量計を使用、受水器へ入った雪やあられをヒーターにより融かしたりして凍結を防ぐ。屋上には設置しない。など制約がある。