CLの意味 登山用語

CL

CL(ChiefLeader)とは、チーフリーダー(登山隊の隊長)のことである。登山隊の選抜・編成から、登山隊メンバーの安全を最優先として判断を下す役割でもある。サブリーダー(SL=登山隊の副隊長)とともに、計画、行動、報告などを行う。

計画時点では、@メンバーの募集・選抜、A計画書の作成、B計画書の作成時に、メンバーの連絡先や山岳保険等把握、ルート設定、現地情報や気象情報収集、装備、食糧、非常食、下山連絡先、エスケープルートの設定、メンバーの役割を決定などの取りまとめを行う。特に、気象情報と現地情報は重要であり、登山隊全員でミーティングして、目的や非常時などの情報収集を行う。行動時点では、公的機関に計画書を提出するほか、出発時に登山隊員の隊長などを確認する。

オーダー(メンバーの歩く順番)を決め、CLは最後尾を歩く。登山中は危険個所の把握や注意喚起などを行い、メンバーにアクシデントが発生した場合、メンバーを落ち着かせ安全な所まで引き返し、状況に応じた判断を行う。下山後は、山行報告書を作成し、感じたこと、反省点などをあぶり出す。CLの役割は登山前から下山後まで、まとめることが求められる。