RCCⅡグレード
RCCⅡグレードとは、UIAAのグレードを参考にしてRCCⅡのグレード改訂委員会が定めたグレード体系である。「自由登攀ピッチ・グレード」「人工登攀ピッチ・グレード」「ルート・グレード」と三種類に分けられており、無積雪期・好天の条件下のもと、という条件つきである。
グレード分けはUIAAとほぼ同じであるが、日本独自の解釈も加えられている。「自由登攀ピッチ・グレード」」では、Ⅰ～Ⅵ級まであり、それぞれ±（プラスマイナス）で細分化されている。
「人工登攀ピッチ・グレード」では、A0～A3まであり、それぞれ±（プラスマイナス）で細分化されている。A0は日本独自の基準である。「ルート・グレード」では、1～6級まであり、それぞれ上下で細分化されている。登攀距離・所要時間・傾斜、技術的困難度、プロテクションの条件、岩の状態、ルート・ファインディングの困難度、エスケープの困難度、アプローチと下降の困難度、自然条件 、などのルートとしての総合評価であり、アルパイン・クライミングで用いられる。
