ウィンパーテントの意味 登山用語

ウィンパーテント

ウィンパーテントとは、エドワード・ウィンパー(Edward Whymper)によって考案されたことから、ウィンパーテントと呼ばれている。エドワード・ウィンパーは1865年にマッターホルン登頂に初めて成功したイギリス人パーティのうちの1人でもある。(下山途中に4名遭難している。)

ウィンパーはそれまでのテントを改良して後年の自署『アルプス登攀記』にそのテントの製作方法を載せたことがきっかけで、テントが一般化したと言われている。ウィンパーテントはフレームを利用するため重く、それにとって代わるよう改良されたのが「ママリー・テント」であり、現在のツェルトのようにポールを両側に一本ずつ使用して引っ張ることで立てられるようにしたものである。

そして現在のツェルトのような形になった。ウィンパーテントが約11kgの重量だったのに対し、ママリー・テントは1.6kgというかなり軽量なものであった。ウィンパーテントとママリー・テントを融合したタイプが「家型テント」であり、登山への携帯に向いているタイプではない。