ウェーディングシューズの意味 登山用語

ウェーディングシューズ

ウェーディングシューズとは、渓流釣りで使用される靴のこと。渓流釣りの場合は、水の中に入って釣りをするので、苔やアカがついている石の上ですべりにくいよう、フェルトやラバーのソールが採用されている。

靴本体は「水抜け」といい、水が靴の中に入ってもスムーズに抜けていくような素材が用いられる。渓流釣りの場合は、一旦山道に入って渓流まで登っていく場合もあるので、アプローチシューズとしての性能を兼ねているものもある。長時間歩く場合は底が厚いラバーソールの靴が向いているが、現地で履き替える方法もある。なお、フェルトソールは材質が「フェルト」という性質上、植物や生き物などがフェルトに絡まって付着しやすいという欠点がある。

ニュージーランドでは、2008年にウェーディングシューズにフェルトソールは全面的に禁止している。ニュージーランド南島でディディーモという有害な水藻が大繁殖し、他の河川への拡散を防ぐためにフェルトソールと禁止したほか、釣り道具や衣服などの洗浄・消毒という厳しい規制が実施されているともきく。そのため、フェルトソールに代わるラバーソールが出るようになったのである。