植村直己の意味 登山用語

植村直己

植村直己は、登山家・冒険家。1970年5月に日本山岳会のエベレスト遠征で松浦隊員とともに日本人初としてエベレスト登頂に成功する。

1970年8月に北米最高峰のマッキンリー山への単独登頂に成功し、その時点での世界初五大陸最高峰登頂者になる。この年にアメリカからアカデミー・オブ・アチーブメントを授与される。1974年12月〜1976年5月に北極圏12000kmの犬ぞり探検に成功し、1978年は人類初の犬ぞりでの北極点単独行に成功している。1979年にはイギリス王室からバラー・イン・スポーツ賞を授与される。1982年には南極点へ犬ぞりでの単独探検を計画していたが、フォークランド紛争により断念している。

その後、アメリカの野外学校に参加するために渡米し、1984年2月12日にマッキンリー冬期単独登頂を目指し、1984年2月13日に登頂成功の交信後、行方不明になった。明治大学山岳部により捜索が試みられたが、植村が山頂付近に立てた日の丸の旗と遺品が見つかっただけである。1984年2月13日を死亡日とされた。